ストレス社会が生む現代病「歯ぎしり」

― ボトックス治療という新しい選択肢 ―

「朝起きると顎がだるい」「歯がすり減ってきたと言われた」「家族に歯ぎしりを指摘された」
このようなお悩みを抱えていませんか?

歯ぎしり(ブラキシズム)は、現代のストレス社会において**年齢・性別を問わず増加している“現代病”**のひとつです。自覚がないまま進行し、歯や顎、全身にさまざまな悪影響を及ぼすことも少なくありません。

この記事では、

  • 〇歯ぎしりの原因とリスク
  • 〇従来の治療法
  • 〇近年注目されている「ボトックス治療」
    について、西宮北口駅前歯科・ママとこどものはいしゃさんの歯科的視点から詳しく解説します。

歯ぎしりとは?知らないうちに起こる「無意識のクセ」

歯ぎしりとは、上下の歯を強くこすり合わせたり、噛みしめたりする癖のことを指します。特に多いのは、睡眠中に起こる歯ぎしりで、本人に自覚がないケースがほとんどです。

歯ぎしりは大きく以下の3つに分類されます。

  • グラインディング:ギリギリと歯を横に擦る
  • クレンチング:強く噛みしめる
  • タッピング:カチカチと歯を鳴らす

これらが慢性的に続くことで、歯や顎に大きな負担がかかります。


なぜ歯ぎしりは起こるのか?最大の原因は「ストレス」

歯ぎしりの最大の原因は、ストレスです。

仕事や家事、育児、人間関係、将来への不安など、私たちは日々さまざまなストレスにさらされています。これらのストレスが無意識のうちに顎の筋肉(咬筋)を緊張させ、歯ぎしりとして現れるのです。

そのほかにも、以下の要因が関係します。

  • 〇噛み合わせの不調
  • 〇睡眠の質の低下
  • 〇姿勢の悪さ
  • 〇集中状態が長く続く生活習慣
  • 〇成長期の子どもに見られる一時的な癖

特に大人の場合、ストレス+噛みしめ癖が重なることで症状が悪化しやすくなります。


歯ぎしりを放置すると起こるリスク

「音がしないから大丈夫」「歯が痛くないから問題ない」
そう思って歯ぎしりを放置していると、以下のようなトラブルにつながることがあります。

① 歯のすり減り・破折

歯ぎしりの力は、通常の咀嚼時の数倍とも言われています。長期間続くと、歯がすり減り、欠けたり割れたりする原因になります。

② 知覚過敏・むし歯リスクの増加

歯が削れることで象牙質が露出し、冷たいものがしみる知覚過敏や、むし歯のリスクが高まります。

③ 顎関節症

顎の筋肉や関節に過度な負担がかかり、口を開けにくい・痛みが出るなどの症状を引き起こします。

④ 肩こり・頭痛・首の痛み

顎の筋肉は首や肩の筋肉と連動しています。歯ぎしりは全身症状として現れることも多いのです。


これまでの歯ぎしり治療とその限界

従来、歯ぎしり治療として一般的だったのは以下の方法です。

  • 〇マウスピース(ナイトガード)
  • 〇噛み合わせの調整
  • 〇生活習慣・ストレス指導

マウスピースは歯を守るという点では非常に有効ですが、
**「歯ぎしりそのものを止める治療ではない」**という側面もあります。

「マウスピースをつけても顎の疲れが取れない」
「噛みしめが強すぎて改善しない」

こうした方に向けて、近年注目されているのが歯科で行うボトックス治療です。


歯ぎしりに対するボトックス治療とは?

ボトックス治療とは、咬筋(噛む筋肉)にボツリヌストキシン製剤を注射し、筋肉の過剰な働きをやわらげる治療法です。

もともとは医療分野で広く使用されており、歯科では

  • 〇歯ぎしり・食いしばりの改善
  • 〇顎関節症の症状緩和
  • 〇エラ張りの軽減

などを目的に用いられています。


ボトックス治療のメリット

① 歯ぎしり・食いしばりの力を根本から軽減

筋肉の過緊張を抑えるため、歯や顎へのダメージを根本的に軽減できます。

② 顎の疲れ・痛みが楽になる

「朝起きた時の顎のだるさがなくなった」という声も多く聞かれます。

③ マウスピースが苦手な方にも適応

装着の煩わしさがなく、睡眠の質を妨げにくいのも特徴です。

④ 見た目の改善効果も

エラ張りが緩和され、フェイスラインがすっきりするという副次的効果も期待できます。


ボトックス治療は安全?副作用は?

歯科で行うボトックス治療は、適切な量・部位を熟知した歯科医師が行えば安全性の高い治療です。

主な特徴は以下の通りです。

  • 〇治療時間:約10〜15分
  • 〇ダウンタイム:ほぼなし
  • 〇効果持続期間:約3〜6か月

一時的に「噛む力が弱く感じる」「だるさを感じる」ことがありますが、多くは数日〜1週間程度で落ち着きます。


子どもの歯ぎしりと大人の歯ぎしりの違い

ママとこどものはいしゃさんとして大切にしているのは、
「子どもの歯ぎしり=すぐ治療」ではない、という視点です。

子どもの歯ぎしりは、

  • 〇成長過程での一時的なもの
  • 〇歯並びや顎の発達によるもの

である場合が多く、経過観察が基本となります。

一方、大人の歯ぎしりは放置すると悪化しやすいため、早めの対策が重要です。


西宮北口駅前歯科・ママとこどものはいしゃさんの取り組み

西宮北口駅前歯科・ママとこどものはいしゃさんでは、歯ぎしり・食いしばりに対して

  • 〇丁寧なカウンセリング
  • 〇口腔内・噛み合わせ・筋肉の状態を総合的に診断
  • 〇マウスピース治療とボトックス治療の適切な使い分け

を行っています。

「本当にボトックスが必要か」
「マウスピースで十分か」

を患者さま一人ひとりに合わせてご提案することを大切にしています。


歯ぎしりは“我慢するもの”ではありません

歯ぎしりは、
「クセだから仕方ない」
「ストレスがあるから当然」

と我慢するものではありません。

歯や顎、そして全身の健康を守るために、今できる対策を選ぶことが大切です。

もし、

  • 〇歯ぎしりや食いしばりが気になる
  • 〇顎の疲れや頭痛が続いている
  • 〇マウスピースだけでは改善しない

と感じている方は、一度西宮北口駅前歯科・ママとこどものはいしゃさんにご相談ください。

あなたに合った、無理のない治療方法をご提案いたします。