健康な人ほど危ない?スポーツや筋トレで起こる歯への意外なダメージ

はじめに
「毎日ジムに通っているから健康には自信がある!」
「スポーツをしているから体は丈夫!」
そんな方ほど見落としやすいのが、スポーツや筋トレによる歯へのダメージです。
実は歯科医院では、虫歯や歯周病だけではなく、
- ●筋トレ中の食いしばり
- ●スポーツ中の歯のすり減り
- ●顎関節への負担
- ●歯のヒビや破折
など、運動習慣がある方特有のお口のトラブルを目にする機会が増えています。
特に近年はフィットネスブームの影響で、高重量トレーニングやランニング、クロスフィットなどを行う方が増えています。
健康のために始めた運動が、知らないうちに歯を傷めていることもあるのです。
今回は、スポーツや筋トレが歯に与える影響について詳しく解説します。
スポーツと歯には深い関係がある
スポーツの世界では以前から「歯」が重要視されています。
スポーツ時には、
- ●力を発揮する
- ●バランスを取る
- ●瞬発力を出す
- ●集中力を高める
ために噛み合わせが重要な役割を担っています。
トップアスリートの中には、
- ●歯列矯正
- ●スポーツマウスガード
- ●定期的な噛み合わせ調整
を行っている選手も少なくありません。
つまり、
「スポーツをする人ほど歯を守る必要がある」
ということです。
筋トレで歯に大きな力がかかる理由
筋トレ中、人は無意識に歯を食いしばります。
特に
- ●ベンチプレス
- ●スクワット
- ●デッドリフト
- ●懸垂
- ●腹筋運動
などでは強い咬合力(噛む力)が発生します。
重い重量を持ち上げる瞬間、
「フンッ!」
と力を入れる時に歯を強く噛み締めている方は非常に多いです。
本人は気づいていなくても、
歯や顎には大きな負担がかかっています。
ダメージ① 歯がすり減る
最も多いのが
咬耗(こうもう)
です。
咬耗とは、
歯と歯が強く接触することで歯が削れてしまう状態です。
こんな症状ありませんか?
- ●前歯が短くなった
- ●歯の先端が平らになった
- ●歯がしみる
- ●冷たいものが痛い
これらは咬耗のサインかもしれません。
スポーツや筋トレによる食いしばりが続くと、
少しずつ歯の表面のエナメル質が削れてしまいます。
エナメル質は一度失うと元には戻りません。
ダメージ② 歯にヒビが入る
強い食いしばりは歯に微細なヒビを作ります。
これを
クラック
と呼びます。
初期段階では症状がありません。
しかし放置すると、
- ●冷たい物でしみる
- ●噛むと痛い
- ●神経が炎症を起こす
ことがあります。
特に
- ●奥歯
- ●被せ物の入った歯
- ●神経を取った歯
は注意が必要です。
ダメージ③ 歯が割れる
さらに負担が大きくなると、
歯が完全に割れてしまうこともあります。
神経を取った歯は脆くなっているため、
筋トレ中の強い食いしばりが引き金になるケースがあります。
歯根まで割れてしまうと、
抜歯が必要になる場合もあります。

ダメージ④ 顎関節症になる
筋トレ愛好家の方に意外と多いのが
顎関節症
です。
食いしばりが続くことで、
顎の筋肉や関節に負担が蓄積します。
症状としては、
- ●口が開きにくい
- ●顎が痛い
- ●カクカク音がする
- ●頭痛がする
などがあります。
重症化すると食事にも支障をきたします。
ダメージ⑤ 歯周病を悪化させる
歯周病は細菌感染だけでなく、
噛む力
も大きく関係しています。
スポーツや筋トレによる強い咬合力は、
歯を支える骨に負担を与えます。
歯周病がある方では、
骨の吸収が進みやすくなることもあります。
そのため、
筋トレをしている方こそ歯周病管理が重要です。
ダメージ⑥ 詰め物や被せ物が壊れる
食いしばりによって、
- ●セラミック
- ●銀歯
- ●レジン
などの補綴物に強い力が加わります。
その結果、
- ●欠ける
- ●割れる
- ●外れる
といったトラブルが発生します。
特にセラミック治療後の方は注意が必要です。
スポーツドリンクも虫歯リスクを高める
運動時によく飲まれる
- ●スポーツドリンク
- ●エネルギージェル
- ●プロテイン飲料
にも注意が必要です。
これらには糖分が含まれていることが多く、
頻繁に摂取すると虫歯リスクが上昇します。
さらに運動中は口が乾燥しやすく、
唾液による自浄作用も低下します。
そのため、
スポーツ習慣がある方は意外と虫歯になりやすいのです。

ランナーにも歯のトラブルが多い?
ランニング中は、
上下の歯が繰り返し接触します。
また、
呼吸が荒くなることで口呼吸になりやすく、
口腔乾燥が起こります。
その結果、
- ●虫歯
- ●歯周病
- ●知覚過敏
のリスクが高まります。
マラソン愛好家の方にも定期検診は欠かせません。
子どものスポーツでも注意
スポーツによる歯のトラブルは大人だけではありません。
子どもでも、
- ●サッカー
- ●野球
- ●バスケットボール
- ●ラグビー
- ●空手
などで口元の外傷が起こります。
歯が欠けたり抜けたりするケースも少なくありません。
特に永久歯が生え始める時期は要注意です。
歯を守るための対策
① スポーツマウスガードを使用する
歯を守る最も有効な方法です。
スポーツマウスガードには、
- ●歯の破折予防
- ●顎関節保護
- ●外傷予防
- ●咬耗予防
などの効果があります。
市販品よりも、
歯科医院で作製するオーダーメイドタイプがおすすめです。

② 食いしばりを意識する
筋トレ中、
必要以上に歯を噛み締めていないか確認しましょう。
呼吸法を改善するだけでも負担は軽減できます。
③ 水分補給を見直す
スポーツドリンクばかりではなく、
- ●水
- ●お茶
も活用しましょう。
だらだら飲みを避けることも重要です。
④ 定期検診を受ける
自覚症状がなくても、
- ●ヒビ
- ●咬耗
- ●歯周病
は進行していることがあります。
定期的なチェックで早期発見が可能です。
西宮北口駅前歯科 ママとこどものはいしゃさんでできること
西宮北口駅前歯科 ママとこどものはいしゃさんでは、
スポーツや筋トレをされる方のお口の健康管理にも力を入れています。
当院では、
- 〇定期検診
- 〇歯周病検査
- 〇咬耗チェック
- 〇噛み合わせ診断
- 〇スポーツマウスガード相談
- 〇小児のスポーツ外傷予防
など幅広く対応しています。
特に最近は、
筋トレやフィットネスを楽しむ20代〜50代の患者さまから、
「歯が欠けた」
「しみるようになった」
「顎が疲れる」
といったご相談が増えています。
健康のための運動を長く続けるためにも、
お口の健康管理は欠かせません。
まとめ
スポーツや筋トレは健康に良い反面、
歯や顎には大きな負担がかかっています。
特に、
✅ 歯のすり減り
✅ ヒビや破折
✅ 顎関節症
✅ 歯周病悪化
✅ 詰め物の破損
✅ スポーツ外傷
などのリスクがあります。
「自分は健康だから大丈夫」
と思っている方ほど要注意です。
歯は一度失うと元には戻りません。
スポーツを楽しみながら健康な歯を守るためにも、定期的な歯科検診と適切なケアを心がけましょう。
西宮北口駅前歯科 ママとこどものはいしゃさんでは、お子さまから大人のスポーツ愛好家まで、お口の健康をサポートしています。気になる症状がある方はお気軽にご相談ください。
