口の筋トレって必要?遊びながらできる小児口腔機能トレーニングを紹介!

~「お口ポカン」を防いで、きれいな歯並びと健康なお口を育てよう~
はじめに
「いつも口が開いている気がする…」
「食べるのが遅い」
「発音が少し気になる」
「口呼吸をしていることが多い」
このようなお子さんの様子が気になったことはありませんか?
実は近年、このような症状を持つお子さんが増えており、「口腔機能発達不全症」として歯科でも注目されています。
昔と比べて柔らかい食べ物が増え、スマートフォンやゲームなどで姿勢が悪くなることも、お口の筋肉が十分に発達しない原因の一つと考えられています。
お口の筋肉は、食べる・飲み込む・話す・呼吸するなど、生きていくうえで欠かせない働きを担っています。
そのため、歯並びだけでなく、集中力や睡眠、姿勢、全身の健康にも関わる重要な機能なのです。
今回は、西宮北口駅前歯科ママとこどものはいしゃさんで行っている小児口腔機能トレーニングについて詳しくご紹介します。
小児口腔機能ってなに?
小児口腔機能とは、
- ・食べる
- ・噛む
- ・飲み込む
- ・話す
- ・鼻で呼吸する
- ・唇を閉じる
- ・舌を正しい位置に置く
このようなお口の働き全体を指します。
歯並びだけ整えても、お口の筋肉が弱いままだと
- ・また歯並びが悪くなる
- ・口呼吸が治らない
- ・舌で歯を押してしまう
など、後戻りする原因にもなります。
だからこそ、
歯並び+お口の筋肉
両方を育てることがとても大切なのです。
お口の筋肉が弱い子どもの特徴
こんな症状はありませんか?
✅ お口がいつも開いている
✅ 食べるのが遅い
✅ 丸飲みしてしまう
✅ よくむせる
✅ 発音がはっきりしない
✅ 舌をよく出している
✅ 指しゃぶりが長く続いた
✅ 爪を噛む
✅ いびきをかく
✅ 朝起きても疲れている
✅ 猫背
一つでも当てはまる場合は、お口の筋肉が十分育っていない可能性があります。
お口ポカンが引き起こす問題
最近特に増えているのが
「お口ポカン(口唇閉鎖不全)」
です。
口が開いた状態が続くことで
虫歯になりやすい
唾液が乾燥し、虫歯菌が増えます。
歯肉炎になりやすい
歯ぐきが乾燥し炎症を起こしやすくなります。
歯並びが悪くなる
舌の位置が下がり、
- ・出っ歯
- ・開咬
- ・受け口
などの原因になります。
風邪をひきやすい
口呼吸になると細菌やウイルスが直接体内へ入ります。
睡眠の質が悪くなる
鼻呼吸ができないことで
- ・いびき
- ・睡眠の質低下
につながることがあります。口唇閉鎖不全や口呼吸は、歯並びだけでなく睡眠や全身の健康にも影響することが知られています。
口の筋トレって本当に必要?
答えは
はい、とても大切です。
ただし、
「筋トレ」といっても大人のようなハードな運動ではありません。
子どもは
遊びながら自然に鍛える
ことが一番効果的です。
継続できることが何より重要です。
遊びながらできる口腔機能トレーニング
① シャボン玉
シャボン玉は
- ・唇
- ・呼吸
- ・頬
を同時に鍛えられます。
小さい泡をたくさん作る
大きな泡を作る
など遊びながらできます。

② 風船ふくらまし
風船は
〇口輪筋
〇頬の筋肉
〇呼吸
を鍛える最高の遊びです。
最初は難しくても少しずつ上達します。
③ ストローリレー
ストローでティッシュや綿を吸って運びます。
吸う力が鍛えられます。
④ あいうべ体操
「あー」
「いー」
「うー」
「べー」
と大きく動かします。
舌や唇の運動になります。
⑤ ベロタッチゲーム
舌で
- ・上あご
- ・左右のほっぺ
- ・唇
をタッチ。
舌の可動域が広がります。
⑥ ガラガラうがい
鼻呼吸の練習にもなります。
うがいは舌の筋肉も鍛えられます。

リップルトレーナーとは?
西宮北口駅前歯科ママとこどものはいしゃさんでも、お子さんの状態に応じて口唇閉鎖力を高めるトレーニングを取り入れています。
その一つが
リップルトレーナー
です。

リップルトレーナーは
唇で器具をくわえ、
軽く引っ張ることで
口を閉じる筋肉(口輪筋)を鍛えるトレーニング器具です。
期待できる効果
- ・唇を閉じる力がつく
- ・お口ポカン改善
- ・鼻呼吸の習慣づくり
- ・歯並びの安定
- ・発音改善
小さなお子さんでもゲーム感覚で取り組みやすく、継続しやすいことが特徴です。口唇閉鎖力のトレーニング器具として広く活用されています。
ポカンXとは?
もう一つおすすめしているのが
ポカンX
です。

ポカンXは
「口を閉じる習慣」
を身につけるためのトレーニング器具です。
テレビを見ながら
読書しながら
宿題をしながら
唇で軽く保持するだけ。
これだけで
自然と
「口を閉じる」
習慣が身についていきます。
メーカーでは、上の前歯の位置に合わせて器具をセットし、唇で軽く保持するトレーニングを毎日継続する方法が案内されています。
リップルトレーナーとポカンXの違い
| リップルトレーナー | ポカンX |
|---|---|
| 唇の筋力アップ | 口を閉じる習慣づくり |
| 引っ張る運動 | 軽くくわえるだけ |
| 筋力強化 | 姿勢・口唇ポスチャー改善 |
| 運動要素がある | 日常生活に取り入れやすい |
どちらも目的が少し違います。
お子さんの状態によって使い分けることが大切です。
トレーニングだけでは改善しないことも
お口ポカンの原因は
筋力だけではありません。
例えば
- ・アレルギー性鼻炎
- ・扁桃肥大
- ・舌小帯
- ・姿勢
- ・歯並び
など様々です。
そのため、
検査を行った上で
原因に合わせた治療が必要になります。
西宮北口駅前歯科ママとこどものはいしゃさんの口腔機能トレーニング
当院では
お子さん一人ひとりに合わせて
①口腔機能検査
- ・お口ポカン
- ・舌の位置
- ・飲み込み方
- ・発音
- ・呼吸
- ・姿勢
を確認します。
②原因を分析
原因を見つけ
必要に応じて
- ・MFT(口腔筋機能療法)
- ・リップルトレーナー
- ・ポカンX
- ・小児矯正
- ・生活習慣改善
を組み合わせます。
③ご家庭でできるトレーニング指導
毎日5〜10分程度でも
続けることで大きな変化が期待できます。
親御さんと一緒に
「遊び感覚」
で続けられる内容をご提案しています。
小児矯正との組み合わせが重要
歯並びだけを治しても
筋肉が育っていなければ
後戻りしやすくなります。
逆に
筋肉だけ鍛えても
歯並びは改善しません。
だからこそ
西宮北口駅前歯科ママとこどものはいしゃさんでは
- Vキッズ
- インビザライン・ファースト
- ネオキャップ・ビムラー矯正
- 急速拡大装置
などの小児矯正と口腔機能トレーニングを組み合わせ、お子さんの成長に合わせた治療をご提案しています。
ご家庭でできる習慣づくりのポイント
トレーニングを成功させるためには、毎日の生活習慣も重要です。
- ・よく噛んで食べる(1口30回を目安に)
- ・食事中の姿勢を整える
- ・鼻呼吸を意識する
- ・スマートフォンやゲームの姿勢に注意する
- ・毎日少しずつトレーニングを続ける
- ・「できた!」をたくさん褒めてあげる
無理に長時間行うよりも、短時間でも毎日継続することがお子さんの成長につながります。

まとめ
お口の筋肉は、歯並びだけでなく、
- ・食べる
- ・話す
- ・呼吸する
- ・飲み込む
という一生使う大切な機能を支えています。
「お口ポカンだからそのうち治るだろう」と様子を見るのではなく、早めに気づき、適切なトレーニングや生活習慣の見直しを始めることが、お子さんの健やかな成長につながります。
西宮北口駅前歯科ママとこどものはいしゃさんでは、口腔機能検査をもとに、お子さん一人ひとりに合わせたトレーニングをご提案しています。リップルトレーナーやポカンXなどの器具も適切に活用しながら、ご家庭でも続けやすいプログラムをサポートしています。
「口がいつも開いている」「食べるのが遅い」「歯並びが気になる」など、お子さんのお口の発達で気になることがありましたら、ぜひお気軽にご相談ください。早めの取り組みが、お子さんの将来の健康な歯並びと笑顔につながります。