インプラントってなに?入れ歯やブリッジとの違いを分かりやすく説明

歯を失ってしまったとき、「どんな治療を選べばいいの?」「入れ歯?ブリッジ?それともインプラント?」と悩まれる方は少なくありません。歯科治療は進化しており、今では見た目も機能も天然の歯に近い“インプラント”という選択肢もあります。

この記事では、「インプラントとは何か」という基本から、入れ歯・ブリッジとの違い、メリット・デメリット、どんな人に向いているかまで、わかりやすく丁寧に解説していきます。


1. インプラントとは?

インプラントとは、失った歯の代わりに、人工の歯根(インプラント体)をあごの骨に埋め込み、その上に人工歯を装着する治療方法です。

具体的には以下の3つのパーツで構成されています。

  • インプラント体(フィクスチャー):チタン製のネジのような部品で、あごの骨に埋め込まれます。
  • アバットメント:インプラント体と人工歯(上部構造)をつなぐ部品。
  • 〇上部構造(人工歯):見た目や噛む機能を担う歯の部分。セラミックなどで作られます。

天然の歯のようにあごの骨と直接結合するため、しっかりと固定され、違和感のない自然な使い心地が得られます。


2. 入れ歯・ブリッジとどう違うの?

歯を失ったときの治療には、インプラント以外にも「入れ歯」や「ブリッジ」といった選択肢があります。それぞれの治療法の違いを表にして比較してみましょう。

インプラント入れ歯ブリッジ
固定性高い(骨と結合)やや低い(取り外し式)高い(両隣の歯に接着)
違和感少ない大きいことも比較的少ない
噛む力天然歯に近い弱めある程度強い
周囲の歯への影響なし少ない(支えにする場合もあり)健康な歯を削る必要あり
骨の吸収抑えられる進行しやすい進行しやすい
見た目非常に自然種類によって異なる比較的自然
保険適用自費(保険外)保険あり(保険外も)保険あり(保険外も)
耐用年数長い(10年以上)数年程度5〜10年程度

入れ歯とは?

歯ぐきの上にのせて使う取り外し式の人工歯です。保険適用のものから、金属床やノンクラスプデンチャーといった自費治療の選択肢もあります。装着の手軽さが魅力ですが、噛みにくさや違和感、外れやすさが課題となることも。

ブリッジとは?

失った歯の両隣の歯を削って土台にし、橋をかけるようにして人工歯を固定する治療法。固定式で使いやすい反面、健康な歯を削る必要があり、将来的なトラブルに繋がることもあります。


3. インプラントのメリット

インプラントには、他の治療法にはないさまざまなメリットがあります。

まるで自分の歯のような自然な見た目と噛み心地

インプラントは骨としっかり結合するため、入れ歯のような「ずれる」「外れる」などのストレスがなく、天然歯のような噛み心地が得られます。

周囲の歯を傷つけない

ブリッジのように両隣の健康な歯を削る必要がありません。1本だけ失った場合でも、周囲の歯を温存しながら治療が可能です。

骨が痩せにくい

歯を失うと、歯を支えていた骨が徐々に吸収されてしまいます。インプラントは骨に刺激を与えることで、骨の吸収を防ぎ、口元の見た目の老化も防止します。

長期間使える

きちんとケアすれば10年、20年と使い続けることが可能です。他の治療法に比べて長持ちしやすいのが特長です。


4. インプラントのデメリット

優れた治療法である一方で、インプラントにも注意すべき点はあります。

手術が必要

あごの骨に人工歯根を埋め込むため、外科的手術が必要です。全身疾患がある方や骨量が不足している方は制限がある場合も。

治療期間が長い

通常、インプラント体を埋入した後、3〜6ヶ月の治癒期間が必要です。すぐに歯が入るわけではありません。

保険適用外で費用が高い

インプラント治療は健康保険の対象外です。1本あたり30〜50万円ほどかかるのが一般的です。

メンテナンスが重要

インプラントも歯周病(インプラント周囲炎)になるリスクがあります。適切な歯磨きや歯科医院での定期的なメンテナンスが必要です。


5. どんな人にインプラントが向いている?

インプラントは、以下のような方に特におすすめです。

  • 見た目や噛み心地にこだわりたい方
  • 〇入れ歯に違和感があり、うまく使えない方
  • 〇健康な歯を削りたくない方
  • 〇長期間安定して使いたい方
  • 〇顎の骨がしっかりしている方

一方で、以下のような方は慎重な判断が必要です。

  • 〇骨粗鬆症や糖尿病など、全身疾患がある方
  • 〇重度の歯周病がある方
  • 〇骨量が著しく少ない方(※骨造成により対応できる場合もあり)
  • 〇喫煙習慣がある方(成功率が低下する可能性)

6. まとめ:自分に合った治療を選ぶことが大切

インプラントは、機能性・審美性に優れた素晴らしい治療法です。しかし、すべての方に適しているわけではありません。

「入れ歯」「ブリッジ」「インプラント」のどれが最適かは、患者さん一人ひとりのお口の状態や生活スタイル、予算、希望によって異なります。歯科医師としっかり相談し、自分にとってベストな治療法を選びましょう。


7. 当院でのインプラント治療について

当院【西宮北口駅前歯科 ママとこどものはいしゃさん】では、患者さま一人ひとりのご希望やお口の状態に合わせて、丁寧なカウンセリングと正確な診断を行い、安心・安全なインプラント治療をご提供しています。

  • 〇十分な事前検査(CT撮影、模型分析)
  • 〇高度な衛生管理下でのインプラント手術
  • 〇治療後のアフターフォローとメンテナンスの充実

最後に

歯を失ったままにしておくと、噛みにくさだけでなく、周囲の歯への悪影響や見た目の変化、さらなる健康リスクにもつながります。

「しっかり噛めて、美味しく食事を楽しめる」「自信を持って笑える」そんな未来のために、インプラントをはじめとする治療選択肢を知り、納得のいく決断をしていただきたいと思います。

どんな小さなことでも構いません。気になることがあれば、西宮北口駅前歯科までお気軽にご相談ください。