歯ぎしり・食いしばりでお悩みの方へ──“機能改善”と“見た目の変化”を両立するボトックス治療

「朝起きると顎がだるい」「歯が削れてきた気がする」「最近、エラが張って顔が大きくなったように感じる」
──そんなお悩みを抱えている方は、もしかすると慢性的な「歯ぎしり」や「食いしばり」によって、咬筋(こうきん)という筋肉が異常に発達しているのかもしれません。
実は、こうした症状は放置すればするほど悪化し、歯の寿命を縮めるだけでなく、顔貌(フェイスライン)にも大きな影響を及ぼします。現代人にとって「無意識の食いしばり」は、もはや生活習慣病のひとつといっても過言ではありません。
兵庫県・阪急「西宮北口駅」から徒歩4分に位置する【西宮北口駅前歯科】では、歯科医院としての専門的な視点から、ボトックス注射による咬筋の緊張緩和を行う治療を提供しています。
この記事では、ボトックス治療がなぜ有効なのか、どんな効果があるのか、そして実際に西宮北口駅前歯科で受けられる施術の特徴について、わかりやすくご紹介していきます。
そもそもなぜ歯ぎしり・食いしばりが起こるのか?
まず、「歯ぎしり」や「食いしばり」とは、無意識のうちに上下の歯を強く噛み合わせたり、擦り合わせたりする習慣のことを指します。医学的には「ブラキシズム」と呼ばれることもあり、特に睡眠中に起こることが多いため、自覚症状が乏しいのが特徴です。
発症の原因としては、
- ストレスや緊張
- 噛み合わせのズレ
- 神経系の異常な反応
- 姿勢や筋肉の使い方のクセ
などが挙げられます。
特に現代社会においては、精神的なストレスが原因となるケースが増えており、デスクワークやスマホ作業などで前かがみの姿勢が続くことで、顎周りに余計な負担がかかってしまうことも。
歯ぎしり・食いしばりによる代表的な症状
無意識のうちに強い力が加わり続けると、口腔や顎、顔全体に以下のような悪影響が出る可能性があります。
- 歯の摩耗・ひび割れ・知覚過敏
- 詰め物や被せ物の破損・脱離
- 顎関節症(関節の痛み、開口障害)
- 顎やこめかみの筋肉の痛み
- 慢性的な頭痛・肩こり・首のこり
- エラの張り・顔の輪郭の変化(特に下顔面)
一見して「歯」とは関係なさそうな症状が、実はすべて咬筋の異常緊張によって引き起こされているケースも多々あるのです。
歯科での新しいアプローチ──“ボトックス注射”とは?
そこで近年、歯科分野でも注目されているのがボトックス治療です。
ボトックスの主成分である「ボツリヌストキシン」は、神経から筋肉への信号伝達を一時的にブロックする働きがあり、注射した筋肉の収縮を抑えることで、症状の緩和が期待できます。
歯科では主に、以下の筋肉に対して使用します。
- 咬筋(こうきん)…食いしばり・エラ張り・顎関節症に関与
- 側頭筋(そくとうきん)…頭痛や側頭部の違和感
- オトガイ筋・口輪筋…ガミースマイルの改善 など
- ガミースマイルとは?──笑ったときに歯ぐきが目立つ方へ、歯科でできるボトックス治療
- 「笑うと歯ぐきが目立ってしまって気になる」
「写真に写る自分の笑顔が不自然に感じる」
「ガミースマイルを気にして、笑うのをためらってしまう」
そんな悩みを抱えている方の多くが、実は**“ガミースマイル(gummy smile)”**という症状に当てはまります。ガミースマイルは笑ったときに上唇が大きく引き上げられて上顎の歯ぐきが3mm以上見えてしまう状態を指します。
日本人を含む東アジア系の人々に多いとされ、特に女性では見た目を気にする方が多いため、近年は歯科・美容医療分野での相談件数が増えています。
ガミースマイルの主な原因
ガミースマイルは、さまざまな要因が複雑に絡み合って起こります。以下のようなケースが代表的です。
① 上唇を引き上げる筋肉の発達
最も一般的な原因がこれです。笑ったときに働く「上唇挙筋群(じょうしんきょきんぐん)」という筋肉が発達していると、上唇が過剰に引き上げられ、歯ぐきまで大きく露出してしまいます。
② 上顎の骨が前方・下方に突出している
骨格的な問題として、上顎が前に出ていたり、長い(垂直的に過成長)場合もガミースマイルの原因になります。
③ 歯ぐきや歯が過剰に露出している
歯の萌出が不十分だったり、歯ぐきが過剰に覆っている「歯肉過長症」もガミースマイルの一因です。
④ 唇が薄く、上唇の可動域が大きい
唇の構造や筋肉の動きのクセにより、笑った際に唇がめくれあがりやすく、歯ぐきが見えやすくなるケースもあります。
■ 治療の仕組み
ボトックスは、「ボツリヌストキシン」という天然のたんぱく質を有効成分とした薬剤で、筋肉に注射することで一時的に筋肉の動きを弱める作用があります。
ガミースマイル治療では、笑ったときに上唇を引き上げる筋肉(主に上唇挙筋、上唇鼻翼挙筋)に注射を行います。
これにより、笑ったときに上唇が過剰に引き上がるのを抑制し、自然な笑顔でも歯ぐきが目立たなくなるというわけです。
西宮北口駅前歯科では、特に咬筋への施術を中心に、症状の程度やお顔のバランスを見ながら最適な部位にピンポイントで注入します。
機能改善と美容効果、どちらも叶える施術
1. 歯や顎への負担を軽減
ボトックス注射によって咬筋の力が弱まると、無意識の歯ぎしりや食いしばりが抑えられ、歯のすり減りや詰め物の破損といったトラブルが防げるようになります。また、顎の疲労感や、顎関節の痛みも大幅に軽減される方が多いです。
2. 表情筋には影響なし。自然なフェイスラインに
「顔がこわばってしまうのでは?」「表情に違和感が出るのでは?」と不安に思う方もいらっしゃいますが、咬筋は表情筋とは別の筋肉のため、正しく施術すれば表情に不自然さが出ることはありません。
筋肉の張りが徐々に落ち着くことで、輪郭がなだらかになり、すっきりとしたフェイスラインが自然に実現します。治療目的だったはずが「見た目の変化に満足している」とおっしゃる方も少なくありません。
3. 噛みしめによる頭痛や肩こりも軽減
食いしばりが慢性化すると、肩の筋肉や頭部の側頭筋にも緊張が波及し、筋肉のこりや偏頭痛の原因になります。ボトックスにより咬筋の緊張が緩和されると、それに連動してこうした症状も緩やかになることが多いです。
西宮北口駅前歯科のボトックス治療が選ばれる理由
✔ 歯科医師による専門的な診断
筋肉の動きや骨格のバランス、噛み合わせの状態を精密にチェックし、必要な場所に、適切な量だけ注射するため、不必要な副作用を回避できます。
✔ 所要時間はたったの10分
施術自体は非常にスピーディー。カウンセリングと説明の後、注射はわずか5〜10分で終了。麻酔やダウンタイムも基本的に不要で、忙しい方でも気軽に受けられる治療です。
✔ 子育て世代にも安心の環境
「ママとこどものはいしゃさん」グループに所属する当院では、キッズスペースやベビーカーOKのバリアフリー設計、丁寧なスタッフ対応で、子育て中の保護者様にも好評です。
よくある質問(Q&A)
Q. 痛みはありますか?
A. 極細の注射針を使用するため、チクっとした程度の刺激で、麻酔は不要です。術後の腫れや赤みも軽度で、日常生活に支障はほとんどありません。
Q. どれくらいで効果が出ますか?
A. 施術後2〜3日目から徐々に効果が現れ、1〜2週間で最大効果に達します。効果は約3〜6ヶ月持続します。
Q. 表情に違和感が出たり、噛めなくなったりしませんか?
A. 適切な部位・量で注射することで、日常生活に支障をきたすことはありません。咀嚼力が著しく低下することもありませんのでご安心ください。
- 最後に
- 「歯ぎしりを放っておくと怖い」と聞いても、実際に治療に踏み切る方は多くありません。しかし、現代人の多くが無自覚のうちに咬筋を酷使しているのが実情です。
- 西宮北口駅前歯科では、ただ単に“ボトックスを打つ”のではなく、患者様一人ひとりの症状と表情に合わせて、歯科医師としての知見を生かした、安心で効果的なボトックス治療を提供しています。
- 機能改善だけでなく、見た目も美しく変わっていくこの治療法を、ぜひあなたの選択肢の一つに加えてみてください。