甘いものだけが原因じゃない!? “むし歯をつくる生活習慣”チェック

〜食べ方・タイミング・睡眠など、意外なリスクを歯科が解説〜

「むし歯の原因は“甘いもの”」。
多くの方がそう思っていませんか？
もちろん砂糖はむし歯の大きな要因のひとつですが、実は食べ方・時間帯・睡眠習慣・唾液量など、生活の中に潜む“意外な落とし穴”もむし歯リスクを高めています。

西宮北口駅前歯科ママとこどものはいしゃさんでは、こうした「むし歯をつくる生活習慣」を一人ひとり丁寧にチェックし、治療だけでなく“むし歯になりにくい習慣づくり”をサポートしています。

今回は、「甘いものを控えているのにむし歯ができてしまう」という方のために、生活の中のむし歯リスクをチェックしていきましょう。

むし歯の原因は“砂糖”だけではない！

むし歯は、虫歯菌（主にミュータンス菌）が糖をエサに酸を作り、その酸が歯を溶かしていくことで発生します。
つまり、糖がなければ酸は作られません。
しかし、「糖」といっても砂糖（ショ糖）だけではありません。

ごはん・パン・うどん・果物・ジュースなど、体のエネルギーになる“炭水化物”も、体内で分解されると糖になります。
そのため「甘くないから大丈夫」と油断していると、実はむし歯の原因になっていることも。

たとえば…

  • 〇甘くないスナック菓子をダラダラ食べる
  • 〇フルーツを夜遅くに食べる
  • 〇スポーツドリンクを日常的に飲む

これらも立派な“むし歯リスク習慣”です。

【チェック①】食べる“タイミング”がむし歯を左右する！

「食べたら歯を磨く」が基本ですが、むし歯予防の観点では**“食べる回数”と“間隔”**もとても大切です。

私たちの口の中では、食事をすると酸性になり、歯の表面（エナメル質）が溶け始めます。
この状態を“脱灰（だっかい）”と呼びます。
その後、唾液の働きで酸が中和され、再び歯が修復される“再石灰化（さいせっかいか）”が起こります。

しかし、
●ちょこちょこ食べる
●おやつを長時間かけて食べる
●ジュースやお茶をだらだら飲む

このような状態が続くと、口の中が酸性のままになり、再石灰化する時間がなくなってしまいます。

✅ポイント

1日3回の食事＋1回のおやつが理想的。
おやつの時間を決めて、ダラダラ食べない習慣をつけましょう。

西宮北口駅前歯科ママとこどものはいしゃさんでも、特にお子さんに対して「おやつの時間管理」を親御さんと一緒に取り組んでいます。
“食べた後に必ず歯磨き”ができない場合も、時間を決めるだけでむし歯リスクはぐっと下がるのです。

【チェック②】夜更かし・睡眠不足もむし歯の原因!?

実は「夜更かし」や「睡眠不足」もむし歯の隠れた原因の一つです。
なぜなら、睡眠中は唾液の分泌が減るため、**お口の中の自浄作用（汚れを洗い流す力）**が弱くなるからです。

とくに夜更かしをして夜中に何かを食べたり、ジュースやミルクを飲んだまま寝てしまうと、
口の中は“酸が長く残る状態”になり、むし歯菌が活発に働いてしまいます。

子どもの場合は特に注意！

成長期の子どもは、睡眠中に体や歯の修復が進みます。
そのため、睡眠の質が悪いと歯の再石灰化が十分に行われず、むし歯だけでなく歯並びや免疫力にも影響します。

西宮北口駅前歯科ママとこどものはいしゃさんでは、こうした「生活リズム」と「お口の健康」の関係についてもお話しし、
就寝前の歯磨きや仕上げ磨きを親子で楽しく習慣化できるようサポートしています。

【チェック③】磨いている“つもり”になっていませんか？

「毎日磨いてるのにむし歯ができた…」という方は、磨き残しが原因かもしれません。

とくに子どもは手先の動きが未発達で、どうしても磨き方にムラが出やすいです。
さらに、矯正装置が入っている場合や奥歯が生え始めた時期は、歯ブラシの毛先が届きにくくなります。

✅効果的なケア方法

  • 〇歯ブラシ＋フロス＋歯間ブラシの3点セットを活用
  • 〇磨いた後に染め出し剤でチェック
  • 〇寝る前の“仕上げ磨き”を継続

また、西宮北口駅前歯科ママとこどものはいしゃさんでは、位相差顕微鏡による菌のチェックや歯磨き指導も行っています。
実際にお子さん自身が「お口の中にどんな菌がいるか」を見ることで、歯磨きへのモチベーションがぐんと上がります。

【チェック④】飲み物の選び方も大きな差に！

意外と見落としがちなのが、「飲み物に含まれる糖分・酸」です。

例えば…

  • 〇スポーツドリンク：糖分＋酸が強い
  • 〇果汁100%ジュース：自然な糖分でも酸性度が高い
  • 〇炭酸飲料：糖＋酸でダブルのダメージ

こうした飲み物を頻繁に飲むと、**歯の表面が少しずつ溶けていく（酸蝕症）**リスクも高まります。

✅おすすめの飲み物

  • 〇水
  • 〇お茶（砂糖なし）
  • 〇麦茶
  • 〇牛乳

食事中やおやつの後は、できるだけ「お水やお茶」でお口をすすぐ習慣をつけましょう。

【チェック⑤】口呼吸がむし歯を招く!?

最近は子どもから大人まで「口呼吸」が増えています。
実はこれも、むし歯の大きな原因のひとつ。

口で呼吸すると、常にお口の中が乾燥し、唾液の力（酸の中和・菌の抑制）が弱まってしまうのです。
さらに、乾燥によって細菌が繁殖しやすくなり、歯ぐきの炎症や口臭の原因にもなります。

西宮北口駅前歯科ママとこどものはいしゃさんでは、
「お口ぽかん」のチェックや、口呼吸改善のための**口腔筋トレーニング（MFT）**も行っています。
単なる癖と放置せず、早めのケアで健康な呼吸と歯を守りましょう。

【チェック⑥】親のむし歯菌が子どもにうつる!?

むし歯は“感染症”でもあります。
とくに1歳半〜3歳頃は、子どもがお口の中にむし歯菌をもらいやすい「感染の窓」の時期。

親御さんやご家族がむし歯を放置していたり、同じスプーンや箸を使ったりすると、
むし歯菌がうつるリスクが高まります。

✅家族でできる予防

  • 〇親御さん自身も定期的に歯科検診を受ける
  • 〇同じ食器の使い回しを避ける
  • 〇家族全員で“菌管理”を意識する

西宮北口駅前歯科ママとこどものはいしゃさんでは、親子一緒の定期診をおすすめしています。
「お子さんの歯を守るために、まずはお父さん・お母さんのお口から健康に」——そんな予防スタイルを大切にしています。

【がんばった子には“ガチャガチャ”のご褒美も！】

小さなお子さんにとって、歯医者さんは少しドキドキする場所。
でも、西宮北口駅前歯科ママとこどものはいしゃさんでは、がんばって治療や検診を受けた子にガチャガチャのご褒美があります

「痛くなってから行く場所」ではなく、「楽しく通える場所」として、
子どもたちの“歯医者さんデビュー”を応援しています。

まとめ：今日からできる“むし歯を防ぐ生活習慣”

チェックポイント改善のヒント
食べ方・タイミングダラダラ食べず、時間を決める
睡眠夜食を避けて、十分な睡眠をとる
歯磨きフロス・仕上げ磨きをプラス
飲み物水・お茶中心にする
口呼吸鼻呼吸を意識し、トレーニングを行う
家族の菌管理家族全員で定期健診を受ける

むし歯は「治す」よりも「防ぐ」ほうがずっと簡単で、そして痛くありません。
生活習慣を少し見直すだけで、歯の健康は大きく変わります。

西宮北口駅前歯科ママとこどものはいしゃさんで、家族みんなの“むし歯ゼロ”を目指しましょう！

当院では、治療だけでなく、むし歯になりにくい生活習慣づくりを重視しています。
お子さんから大人の方まで、一人ひとりの生活に合わせたアドバイスと予防プランをご提案します。

ご家族そろっての定期健診・フッ素塗布・食生活相談も随時受付中です。
楽しく学びながら、一緒に健康なお口を育てていきましょう