2月は歯ぐきが腫れやすい?冬に増える歯周病リスクについて

2月は1年の中でも特に寒さが厳しく、空気も乾燥する季節です。実はこの時期、「歯ぐきが腫れた」「歯みがきのときに出血する」といったトラブルが増える傾向があります。冬は体調を崩しやすいだけでなく、お口の環境も悪化しやすい季節なのです。
今回は、なぜ2月に歯ぐきトラブルが増えるのか、そして歯周病リスクをどう防ぐべきかについて詳しく解説します。
■ 冬に歯ぐきが腫れやすくなる理由
① 血行不良による免疫力の低下
寒さによって体が冷えると、全身の血流が悪くなります。歯ぐきも例外ではありません。血流が滞ると、歯ぐきに十分な酸素や栄養が行き渡らず、免疫機能が低下します。その結果、歯周病菌に対する抵抗力が弱まり、炎症が起こりやすくなるのです。
② 乾燥によるお口の防御力低下
冬は空気が乾燥し、さらに暖房の影響で室内も乾燥しがちです。お口の中が乾くと、唾液の分泌量が減少します。唾液には細菌を洗い流し、増殖を抑える大切な働きがあります。その量が減ると、歯周病菌が活発に活動しやすい環境になってしまいます。
③ 生活リズムの乱れ
年始からの忙しさや年度末に向けたストレスなどで、生活リズムが乱れがちな2月。疲労やストレスは免疫力を下げ、歯ぐきの炎症を悪化させる要因になります。歯ぎしりや食いしばりが増えることも、歯周組織への負担となり、腫れや痛みにつながります。
■ それは歯周病のサインかもしれません
歯ぐきの腫れや出血は、歯周病の初期症状である「歯肉炎」の可能性があります。痛みが少ないため放置されやすいのですが、進行すると歯を支える骨(歯槽骨)が溶ける「歯周炎」に進行します。
歯周病は日本人が歯を失う原因の第1位ともいわれており、40代以降だけでなく、近年は20〜30代でも増加しています。特に冬は、もともと軽度の歯肉炎だった方が悪化しやすい時期です。
以下のような症状はありませんか?
・歯みがき時に出血する
・歯ぐきが赤く腫れている
・口臭が気になる
・歯が浮いた感じがする
・朝起きたときにネバつく
ひとつでも当てはまる場合は、早めのチェックが大切です。
■ 冬の歯周病予防ポイント
① 丁寧なブラッシング
基本は毎日のセルフケアです。歯と歯ぐきの境目(歯周ポケット)を意識して、やさしく小刻みに磨きましょう。力を入れすぎると歯ぐきを傷つけるため注意が必要です。
② フロス・歯間ブラシの活用
歯ブラシだけでは汚れの約6割しか落とせないといわれています。歯と歯の間の汚れは歯周病の大きな原因です。毎日1回、フロスや歯間ブラシを取り入れましょう。
③ お口の乾燥対策
こまめな水分補給、加湿器の使用、よく噛んで食べる習慣が効果的です。唾液の分泌を促すために、キシリトールガムを活用するのもおすすめです。
④ 定期検診でのプロケア
セルフケアだけでは取りきれない歯石やバイオフィルムは、歯科医院での専門的なクリーニングが必要です。特に冬は炎症が悪化しやすいため、2〜3か月ごとのメンテナンスが理想です。
■ 当院での歯周病チェックと菌管理
西宮市にある西宮北口駅前歯科 ママとこどものはいしゃさんでは、歯周ポケットの測定や出血の有無を確認する検査に加え、必要に応じて菌の状態をチェックする取り組みも行っています。
歯周病は「体質」ではなく「管理できる病気」です。今のお口の状態を知ることで、将来的なリスクを大きく減らすことができます。
当院は阪急西宮北口駅から徒歩すぐの立地で、お子さま連れの方も安心して通っていただける環境を整えています。寒い季節こそ、お口の健康を見直すチャンスです。
■ まとめ
2月は寒さ・乾燥・ストレスが重なり、歯ぐきが腫れやすい季節です。軽い出血や違和感を「一時的なもの」と思って放置すると、歯周病が進行してしまうこともあります。
早期発見・早期ケアが、将来の歯を守る一番の近道です。
「最近歯ぐきが気になる…」という方は、この機会にぜひチェックを受けてみてください。
冬の間にしっかりケアをして、春を健康なお口で迎えましょう。