歯ぐきが白くなっている…受診した方がいいケースとは?

放置せずにチェック!歯ぐきが白くなる原因と治療法を歯科医が解説
「歯ぐきがいつもより白い気がする…」
「痛みはないけど白い部分がある」
「歯ぐきが白く変色していて心配…」
歯ぐきは健康な状態であれば薄いピンク色をしています。しかし、白っぽく見える場合には、一時的な変化だけでなく、病気が隠れていることもあります。
特に、白い部分が何週間も治らない場合や、こすっても取れない白い斑点は注意が必要です。中には専門的な検査が必要な病気が隠れているケースもあります。
今回は、歯ぐきが白くなる原因や受診した方がよいケースについて詳しく解説します。
健康な歯ぐきの色とは?
健康な歯ぐきは
- ・薄いピンク色
- ・引き締まっている
- ・出血しない
- ・腫れていない
という特徴があります。
しかし、次のような変化がある場合は注意しましょう。
✅ 白い
✅ 灰色っぽい
✅ 黄色っぽい
✅ 赤白くまだら
✅ 一部分だけ白い
色の変化は身体からのサインかもしれません。
歯ぐきが白くなる主な原因
① 血流が悪くなっている
一時的に歯ぐきの血流が悪くなると白く見えることがあります。
例えば
- ・強く歯ブラシを当てた
- ・麻酔をした後
- ・強く噛みしめた
- ・寒さで血流が低下した
などです。
数十分〜数時間で元に戻る場合は心配ないことがほとんどです。
② 貧血
全身の血液量や赤血球が不足すると
- ・歯ぐき
- ・唇
- ・舌
なども白っぽく見えることがあります。
この場合は
- ・疲れやすい
- ・めまい
- ・動悸
- ・顔色が悪い
などの症状も一緒に現れることがあります。
歯科だけでなく内科での検査が必要になることもあります。
③ 口内炎
もっとも多い原因の一つです。
アフタ性口内炎では
- ・真ん中が白い
- ・周りが赤い
- ・食べると痛い
- ・しみる
という症状があります。
原因は
- ・ストレス
- ・睡眠不足
- ・栄養不足
- ・免疫低下
などです。
通常は1〜2週間ほどで自然に改善します。

④ カンジダ症
口の中にいるカビ(真菌)が増える病気です。
こんな方に多くみられます。
- ・高齢者
- ・入れ歯を使用している
- ・糖尿病
- ・抗菌薬を飲んだあと
- ・ステロイド吸入薬を使っている
特徴は
- ・白い膜ができる
- ・こすると取れる
- ・取ると赤くなる
- ・ヒリヒリする
という症状です。抗真菌薬による治療が必要になることがあります。
⑤ フィステル(歯ぐきのできもの)
歯の根の先に膿がたまると
歯ぐきに
- ・白いニキビ
- ・白いできもの
のようなものができます。
押すと
- ・膿が出る
- ・潰れる
- ・また繰り返す
という特徴があります。
これは自然に治ることはほとんどありません。
原因となる歯の
- ・根管治療
- ・再根管治療
- ・抜歯
などが必要になります。
⑥ 白板症(はくばんしょう)
歯科で特に注意したい病気です。
白板症とは
こすっても取れない白い粘膜病変
のことをいいます。
特徴は
- ・痛みがないことが多い
- ・長期間変わらない
- ・表面が少し硬い
- ・歯ぐき・舌・頬によくできる
原因として
- ・喫煙
- ・合わない被せ物
- ・慢性的な刺激
などが考えられています。
白板症は前がん病変として扱われ、将来的に一部ががん化する可能性があるため、必要に応じて組織検査や経過観察が行われます。
⑦ 口腔がん
頻度は高くありませんが、見逃してはいけない病気です。
初期では
- ・白い部分だけ
- ・痛くない
- ・小さい
こともあります。
進行すると
- ・出血
- ・潰瘍
- ・硬いしこり
- ・痛み
などが出てきます。
早期発見・早期治療がとても重要です。
こんな症状は早めに受診しましょう
次のような場合は歯科医院の受診をおすすめします。
◎2週間以上治らない
もっとも重要な目安です。
口内炎なら通常は治癒します。
治らない場合は別の病気の可能性があります。
◎白い部分が広がる
以前より
- ・大きくなっている
- ・数が増えた
場合は検査が必要です。
◎こすっても取れない
白板症などでは
白い部分は擦っても取れません。
逆にカンジダ症では取れることがあります。
この違いは診断の重要なポイントになります。
◎強い痛みがある
- ・食事ができない
- ・水もしみる
ような場合は早めの治療が必要です。
◎出血する
少し触れただけで出血する場合も受診しましょう。
◎しこりがある
硬いしこりや盛り上がりがある場合は詳しい検査が必要になることがあります。
【歯科医院ではどんな検査をする?】
症状によって
- ・視診
- ・触診
- ・レントゲン検査
- ・歯周病検査
- ・細菌・真菌の確認
- ・必要に応じて組織検査
- ・口腔外科への紹介
などを行います。白い病変は見た目だけでは判断できないことも多いため、適切な診断が重要です。
【 自分でできる予防法 】
◎丁寧な歯みがき
細菌を減らし口内環境を整えましょう。

◎禁煙
喫煙は
- ・歯周病
- ・白板症
- ・口腔がん
などのリスクを高めます。
◎バランスのよい食事
ビタミン
- ・B群
- ・C
- ・鉄分
などをしっかり摂りましょう。
◎十分な睡眠
免疫力の低下を防ぎます。
◎定期検診
自分では気付きにくい粘膜の異常も、歯科医院で早期に発見できることがあります。
◎西宮北口駅前歯科 ママと子どものはいしゃさんでは口腔内全体をチェックしています
当院では、虫歯や歯周病だけでなく、
- ・歯ぐき
- ・舌
- ・頬の粘膜
- ・お口全体
まで確認しています。
「痛くないから大丈夫」と思っていても、実は治療や経過観察が必要なケースもあります。
必要に応じて口腔外科との連携も行い、患者さまに適した診断・治療をご提案いたします。
【 まとめ 】
歯ぐきが白くなる原因には、
- 〇一時的な血流低下
- 〇口内炎
- 〇カンジダ症
- 〇フィステル
- 〇貧血
- 〇白板症
- 〇口腔がん
など、さまざまなものがあります。
特に、
- ・2週間以上治らない
- ・こすっても取れない
- ・白い範囲が広がる
- ・出血やしこりがある
といった症状は、早めの受診が大切です。
西宮北口駅前歯科 ママと子どものはいしゃさんでは、お子さまから大人の方まで、お口の中の小さな変化にも丁寧に対応しています。
「歯ぐきが白くなっていて気になる」「これって大丈夫?」という症状がありましたら、お気軽にご相談ください。早期発見・早期治療が、お口の健康を守る第一歩です。
